花酵母とは
花酵母とは、自然界に存在する花から分離した天然の清酒酵母です。
その酵母は東京農業大学醸造学科の中田久保先生によって発見されました。
最初はナデシコ酵母から始まった花酵母ですが
今では40種類を越える酵母が農大の研究室で保存され、そのうち16種類が実用化がされています。
花酵母は花の香りがする?
花酵母だからといって、花の香りがするわけではありません。
そして「花酵母」と言っても、種類によって発酵力などの特性はさまざまであるため、
ひとくくりに語ることはできないそうです。
またその面白さがあるとも考えられています。
東京農大花酵母研究会の会長を務め、花酵母にこだわった
「山車」の醸造元・原田酒造場(岐阜)の代表でもある、原田勝由樹さんは
中田先生の研究室で花酵母の試験醸造酒を飲んだとき、今までにない
華やかな香りとパワフルな味わいに強く感動したのを覚えています。
さらに大吟醸系の高級酒だけでなく、普通酒でもそのポテンシャルが
発揮されていたのが印象的でした。とコメントしております。
花酵母を用いてお酒を作っている蔵元の方々も
・季節感を演出できるのも、花酵母の大きな魅力
・香りよりもむしろその味わいの幅広さに大きな可能性を感じている
と言ったように花酵母は魅力に溢れています。
それほど自然界の中にある花酵母には
花酵母には多くの可能性を秘めていると考えています。